設定集

世界

  人々の住む惑星はその殆ど全てが水に覆われている。歴史書では、はるか昔の先祖の時代はもっともっと陸があったとされているが、今を生きる人々は海上に造られた巨大な船であり街であるグランドシップの上で生活している。我々の知る世界と同じような地名や言葉は出てくるが、どれも空想上のものであったり、海域の名前であったりする。

セクター39281-グランドシップ「FUJI」

   今回の物語で舞台となる具体的なグランドシップ。このグランドシップの大きさは約32,000平方kmで、中心部には近未来的都市があり、外側に行くにつれて徐々にスチームパンク風な景色に変わっていく。海水に沈んでいる部分及び海岸沿いの地下には無数のドックと基地があり、潜水艦の乗組員たちはそこで働く。船上で申し訳程度に見られる自然は人工的な植物しか存在しないが、四季はあり、冬には空からしんしんと雪が降り積もる様子が見られる。食料などは中心部の船内でグランドシップの運営組織(政府と呼ばれている)が家畜の飼育や植物の栽培を徹底した管理下で行い供給している。また、一部地域の船内では治安が悪化し、退廃地区が存在する。

サブマリン

  本来は潜水艦を表す言葉であるが、この世界では潜水艦を使い海底を探索する職業、それを行う組織を指す言葉としても使われる。サブマリンは上記の様にグランドシップ内に基地とドックを持っている。政府の組織もあれば民間の組織もあり、その特徴や規模も様々である。

※主役となるのはノーチラスですが、参加者で他サブマリンの組織を作成するのは自由です。政府の組織も募集しています。

潜水艦

  技術の発展により、我々の想像する潜水艦のようなものの他、数年レベルで潜水しその中で暮らすことが可能な大規模なものも存在する。外観は潜水艦というよりSFの宇宙船のようなものが多いかもしれない。一般的なものが約2000m程の潜水が可能で、未知の世界を探索している。規模が大きいものは中継地点となる海中基地として滞在し、装備していた別の船でさらに潜水したり、さらに最新の技術を使用して小型でもより深くまで潜水することが可能なものもある。また、特殊なスーツが開発され、それを装着すれば船外での数十分の活動が可能になっている。その他にも、外敵に備えた海中で使用可能なレーザー砲や船全体を守るシールドなどが装備されているものもある。

深海生命体

  多くの謎に包まれた深海では、魚類や一般的に知られる海洋生物、深海生物の他、まるで怪物やエイリアンのような生命体が複数確認されている。サブマリンの主な仕事のひとつに、この生命体たちの調査がある。中には、超常現象のような特性をもった生命体も存在し、非常に危険な場合もあるため、深海生命体には細心の注意を払わなければいけないだろう。それで済めば、安いものである。

※掲示板で深海生命体を随時募集。専用テンプレートで記入して投稿→運営チェック後に深海生命体リストに載った場合ロルでの登場が可能です。

組織一覧

ノーチラス

  主役となるサブマリンの組織。組織名は艦長の名前をそのまま使用している。規模としてはお世辞にも大きいとは言えず、基地とドックと潜水艦をそれぞれひとつずつ所持しているだけである。潜水艦はこの世界での旧型であり、言ってしまえばオンボロである。しかし、それ自体は伝説の造船職人が作ったとされていて、一般の潜水艦での潜水の限界は2000mだが、全盛期のこの潜水艦は倍の4000mまで潜水できたとされている。あくまでも、噂である。

スフィア財団

スフィア財団は、テンペスト紀3000年に設立された主に深海における人類発展を目的とした非営利組織。戦闘もこなせて長期間補給なしで活動できる、その上人型に変形する超大型潜水艦『ディドリズム』を持っている。現在のトップは“ユーサー・ラヴィン”で、グランドシップFUJIの運営に出資しつつ技術協力で深海の基地を建設して活動している様だ。
マリンスフィアと呼ばれる財団の名を冠した人型メカを3104年から製造しており、現在正式に活動しているのは4号機のアイスシープまで。それ以降のMSは、大方テスト中か建造中なのである。

GrandShip FUJI Marine Audit Force

和名『グランドシップFUJI海軍監査部隊』
グランドシップにはサブマリンと呼ばれる深海に立ち向かう者達が居るのだが、無論その中には悪い奴がいる。業務妨害等を行う奴等を処分しその上で探索機能を持たせた潜水艦で深海探索をするのがこの部隊の役目。
最大の特徴は人型単独潜水艦MAFシリーズという兵器を持つこと。これらは技術者レイズ・ユキシマの考案した電力粒子フィールド『ユキシマ粒子』で水中にいても高速移動ができるように機体を囲み、フィールドのエネルギーに偏向性を持たせる事でエネルギー過多で水蒸気爆発を起こして移動する。また、人間側の兵器でしか計測できてないが電力粒子が働いている時は魚雷等は狙いが狂い、レーザーはそこまで大きいものでなければ弾けるといった性能をしている。
この性能を持っている潜水艦は総じて『ECエンジン』というものが作られているが、人型で搭載されているのは五機しかない。それぞれに専用パイロットが居る。
MAF-01:ハンドブレードという腕部にブレード二つとパイルバンカーの複合武器と、長さの違うブレードを付け替えれるナイフを搭載している。また腰には合体可能な銃剣が三本ずつ両腰に付いている。
MAF-02:形の違うビームハンドガンを4挺装備していて、それらを連結させてスナイパーライフルに変形し攻撃を行う。また、基本は装甲であるパーツを使用すればショットガンやアサルトライフルに変形する。
MAF-03:水中で変形する戦闘機型と人型がある。ただし、おおよそ翼の部分は太く中にユキシマ粒子式ミサイルを複数入れてたりする。また、基本付いている追加装甲内にもミサイルがたくさんある。推進器もそれに伴い増大している為、割と重めでありながら五機の中で1番速い。
MAF-04:1番重量がある、重装甲型の機体。複数箇所にアンカーが装備されている為、これで引っ張って救出したり逆に力を掛けて切り裂いたりできるのが最大の特徴。また、大型ゆえに出力が他の五機と比べ物にならない為この機体だけ近接武装が実体剣ではなくレーザーブレードになっている。装甲内にビーム砲が複数箇所ついててそれらを連結して巨大ビーム砲にもできる為、火力も随一だろう。
MAF-05:これと言って特徴がないのが特徴。ミッションに合わせてカスタマイズする事で、全てをこなせる。また、MAF規格の装備でなくても05は装備して安定運用が可能。ジェネレーターやエンジン、基礎パーツ以外は全て付け替え放題な為この機体こそが最高傑作という奴もいる。

※パイロットを制作する場合、装備などの変更や調整が可。楊貴妃さんと要相談

政府所属海軍秘匿部隊Calm

隠密活動に秀でた人物が多く、潜入捜査、情報伝達、暗殺等と言った裏の仕事を請け負う。Calmのメンバーは他者に自分がCalmだと言うことを明かしてはならない。メンバーは全員何かしらのコードネームを持っている。Calmは秘匿部隊という事もあり、普段はサブマリン等の他の職業に所属し、素性を隠している。基地は政府に用意されているが、政府の人間とCalmのメンバー以外、知る者は居ない。